ゲームログ

ゲームに限らず長文を書きたいときに使います。

携帯を落として帰って来た話

携帯を失くしました、失くしたんですよ。

半日ほど。

 

僕のバイトはデリバリーなのでよく携帯を見るんですよ。ぶっちゃけ細かいサボりです。

建前は「GPSで住所を確認するため。」まあでもGPSで住所の確認するのはよくやります。地図出すより早いんですよね。

 

そんな建前でいつも通りに携帯を持って出たんですよ。いつもと違うのはポーチではなくズボンのポケットに入れたことくらい。

 

入れたまま配達先に着いたら携帯がありません。店に置いてきたのかと思って探しても見当たらない。

 

ここで本気で焦り始めて自分の携帯に電話をかけても繋がらないし、勿論周りで鳴っている様子もない。

実はこの行動が功を奏したんですけどね。

 

どうしようもないので交番に行くんですが、あ、ここ一番書きたかったところです。

交番に行くんですが、その時応対して下さった神奈川県警のお巡りさんがとても素晴らしい方で。

 

僕は神奈川県に住んでいるので勿論その交番は神奈川県警の管轄なんですが、神奈川県警って京都府警と並んでイメージが最悪なんですよ。不祥事を起こせば「神奈川県警だから仕方ない。」と納得されてしまう程度には。

 

で、僕はバイト中にサボって配達に来ていたので、勿論時間もないし、携帯の落し物が届けられていないことを知ってまた後で届けを出そうとしたんですが、そこで対応して下さったお巡りさんが、

「僕らもパトロール等があるので常に交番にいるわけではないんですよ。だから今届けを出して頂いた方が良いんですが、お時間がないなら僕代筆しますのでどうでしょう。」

と言って下さったんですね。いやあ携帯失くしたのに時間が無いとほざいてるばかに対して代筆するとまで仰って下さって非常に申し訳ない気分です。

 

これは初めて知ったんですが、携帯を失くして、警察署に届けられた後、携帯に解析をかけて回線業者に連絡をして、本人のものか確かめる作業が必要みたいです。

具体的にどういう条件下でその作業が行われるかまでは知りませんが。

 

ちなみにその他対応もとても素晴らしいお巡りさんでした。

ここまでが本当に書きたかった素晴らしいお巡りさんの話です後は蛇足。

 

その後はバイトをしながら自分の携帯を鳴らし続けるんですが誰も出てくれません。コールするということは電源が切られていない、若しくは壊れて電源が落ちていない事を意味しているので多少は安心しましたが。

 

ここでね、僕は自分の失くした携帯がiPhoneなので、「iPhoneを探す」機能が使えることに気づいた。いや本当は最初から気づいてました。んですよ。

 

家に帰ってPCからiPhoneを探すわけにもいかずにバイト先のおたくに携帯を借り、iPhoneを探したらなんと先ほど伺った交番にピンが立っています。

 

勿論交番に携帯があるわけで、まずは家に連絡を取り、警察から電話がかかって来ていないかを確認し、電話を待っていたら取りに来いという連絡があったので、先程の交番に行きました。

 

まあ〜見るも無残なバキバキの携帯がありましたが、電源はつきますし基本的な動作に問題はありませんでした。ただ集合体恐怖症の方は見ていて不快になる程度にはバキバキに画面が割れていたので、後日修理しました。(交換でしたが)

 

届けて下さった方は、道に落ちている携帯が鳴っていたのに気づいて届けたそうです。僕が何度もコールしていたからだと思います。

 

その方はお礼を受け取る権利を放棄していたみたいで、本当に善意の塊のような人物だと思いました。

 

ちなみにたった一日という短い時間で素晴らしいお巡りさんと、素晴らしい拾得者という二人の良い人物を知れたので、社会の底辺もいいところな僕は生きるのが辛くなりました。

おわりです。